沖田奈朋美(みんなともだち保育園戸塚第二 園長)への求人インタビュー

保育士と園児達が生き生き過ごせる基盤とレッジョ・エミリア・アプローチへの挑戦

26年間務めた公立の保育園を辞めて、一度保育から離れてみようと思ったんです。周囲からは公務員として安定した生活を捨てるなんてもったいない!と言われましたが、なんとなく辞め時を感じたんです。

それは大きな決断ですね……なにか進路が決まっていたのですか?

その後の進路については、まったくのノープランで辞めました。辞めてからはただ楽しそうだなぁと思うことを自由に楽しんでいました。憧れていたカリブ海へのクルーズも実現しました(笑)
そんなあるときFacebookでお芝居を観に行くイベントを見つけて参加したのですが、そこでララランドの園長先生と出会ったんです。私も保育の人間でしたので、自然と仲良くなって、後日「実は新しい園が開くのだけど園長先生に応募してみない?」と誘われました。ただ、そのときはお断りしました。園長先生というのは責任が大きく孤独な立場なので、不安のほうが大きかったことを覚えています。
その後しばらくして、前回とは別の園がオープンするということで再びオファーをいただき、ララランドの本部の方も混じえて話し合いました。
そのときの話し合いで、園長先生は独りで重責を負う仕事だという不安は解消されて、引き受けさせていただく運びになりました。

どうして不安が解消されたのですか??

近隣のグループ園との密な連携があることや、独りでは決められないような悩みは本部の方にも相談していけるということを感じました。実際にグループ間の距離は近いので、とても助けられています。

園長先生に就任し、何か難しいと感じていることもありますか?

グループ全体でレッジョ・エミリア・アプローチという子供主体の保育を実践していく方向性なのですが、色々と模索しています。
元々は北イタリアで提唱された保育へのアプローチなので、どんな部分を取り入れるべきかを、保育士と園児の状況を見ながら検討しています。

子供主体という保育は、従来の大人が用意した保育計画を実施するよりも難しいと感じます。子供主体でも保育計画は作りますが、子供の中でなにが育ちつつあるのかを読み取って、声がけや活動の見せ方を変えたりする必要があります。

今後の進展次第では、四歳か五歳のクラスで朝会を開いてみて、昨日はこんなことが楽しかったと子供から聞いて、それを当日の活動に反映するといった園児達と強くリンクした保育にも挑戦していきたいです。

今はとにかく保育士も園児達も園での生活を楽しんでくれているので、バランスの良い基盤ができていると感じています。大人も子供もむげに発言を否定されるような環境ではないので、自信が培われやすいとも思います。この環境を活かして、レッジョの模索も続けていきたいです。

園長先生自身はどんなことに楽しさを感じますか?

毎日楽しいです。中でもやはり保育士と園児達が生き生きしている状況を見るのは楽しいです。

園長は事務作業も多いですが、疲れると色々なクラスに顔を出してサポートに入って元気を分けてもらっています

私生活では週末にホットヨガに通って汗をかいたり、アロマや色々な占いも好きです。充実しています。

長い保育経験に裏打ちされた多彩な経験値で保育園の地盤を支えている園長先生と、その園長先生を支える本部や近隣のグループ園の力強さを感じました。

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